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『話すことは 放すこと』


  『カウンセリング解体新書』(著:菅野泰蔵 日本評論社)より
   「話す」は「放す」につながるのであり、「話す」ことによって
   自分の心のわだかまりやしこりが解き放たれるということがある。

語る機会を得ることによって、わたしは開放されました。
「どんな経験もわたしの大切な歴史」だと、心から言える(*^_^*)

放すというのは、消し去ることでもなければ捨ててしまうことでもない。
それは、開放すること。

辛い経験というのはなかなか手放すことができない。

「あのことがわたしをこんなふうにした」とか
「こんな辛い経験をしたから、わたしはこうなんだ」とか
事あるごとに、過去の辛い経験を持ち出してしまう人がいる。
そして、過去を言い訳にしているのかなと、自分で悩んだりする。

けれど、そうではない。
手放すのが不安なだけ。
辛い経験を捨て去ってしまったら、あの時のわたしは何だったの?
「忘れなさい」という人もいるだろう。
けれど、忘れてしまったら・・
あの時のわたしは、永久にそこにとり残されて
・・辛い気持ちのままで・・傷ついたままで・・。

捨てたりしなくていいんだよ(^_^)
あの時のわたしを暖めてあげよう。
まずはそこから始めよう。
ちゃんと抱きしめて・・辛かったね、こわかったね、しんどかったね・・って。
過去のわたしをしっかり抱きしめてあげたなら、
そしたら、大事に手放そう。
もう、いいんだよ。苦しまなくていいんだよ。
ちゃんと生きてきたね、頑張ったね、えらかったね。
声にならなかった叫びも、自分が悪いのかと責めたことも、
誰にも言えないと悩んだことも・・
みんな、みんな、大事に手放そう。

その事実を乗り越えて、今がある。

人生に無駄なし。
どんな経験も、今のわたしを作ってきた、大切なわたしの歴史。
わたしは、今、生きてきてよかったと
心からそう思います。

*** NAKAO RIKA ***
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