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【男と女の言語の使い方の違い(その1)】
「わかりあえない理由」デボラ・タネン著によると、子どものころから男は男、女は女の会話のスタイルがあるらしい。 いろいろな研究の結果からも、女性は子どものころから「~しましょう。」という形で行動を提案する傾向があることがわかっている。 逆に男の子はお互いに命令しあうことが多い。 「ボール、こっちへよこせよ!」 「おい!オレんとこ入ってくんなって」 「そっちがすんだら、次オレに貸してくれ」 「そこ、どけよ」 一方女の子の場合お互いに命令を下したりしない。行動を提案するにあたって 「~しましょう。」という表現を使っている。 「~に聞いてみましょう。」 「もう少し探してみましょう。」 「危ないからここに置いておきましょう。」 「たぶん、~じゃないかしら。」 「~しなくちゃね。」 もうすでに子どものうちから、男は「命令」の序列社会、女は「提案」の共同社会ができあがっているわけである。 男が属する「序列社会」では、他人に命令することにより、または他人の命令に反抗することによって自らの<地位>が築かれる。 だから女性からの「~しましょう。」「~したら?」という言葉を彼女なりの「命令」の仕方であると男性が解釈したなら、次なるステップはそれに逆らうことでしかないらしい。 一方女性が属する「共同社会」では、なによりも<親和>が大切だとされていて、お互い衝突することは避けられる。なので、自分の要求を「命令」という形ではなく「提案」として示すスタイルになる。 そうすることで、相手がその提案に対して反対である場合でも意見が真っ向から衝突することなく相手も自分の考えを提示しやすくなる。 女性はとても相手に気遣って、しかも<親和>を大切に言葉を使っているにもかかわらず、男性からすると、「命令」の形をとらない命令に対しては(相手に何をしろとあからさまに命じることなく相手の行動に影響を与えようとする)そこに姑息な作為を感じ、自分の意向をストレートな表現で言葉にしてくれない相手にいらだちをおぼえるらしい。 どうやら男性は、遠まわしな言い方が苦手なようだ。また、自分がコントロールされることにも抵抗を感じるらしい。 このことからも、女性は自分の意向を遠まわしで伝えるようなことはせず、私を主語にして ストレートに自分の意向を伝えるほうが、男性との衝突や口喧嘩が減るということだ。 |
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